八重桜(松月)z001さん撮影、クリックすると拡大します。

1937年
秋冬コレクション

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"Don't kill, don't be killed"
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2008-12-23 (占領11日目)

[戦況と民衆][所行無情] リンク:第二次上海事変〜南京戦の戦場(再掲)

日中戦争スタディーズ
http://blog.goo.ne.jp/1937-2007/e/1cd690586e0781bde917b1e13d5ab5e4

[ラーベの日記][戦況と民衆][所行無情][国際委員会] かっぱらいが来て損害の一覧表を書く暇がない

十二月二十三日
昨夜、総領事館警察の高玉主任来宅。外国人が受けた物的損害の一覧表を作ってもらいたいとのこと。なんと今日の昼までに、という。そんなことがらくにできるのは一国の大使館くらいなものだろう。我々にはそんな簡単な仕事ではない。だが、やりとげた。さっそくクレーガー、シュペアリング、ハッツに来てもらい、地区ごとに分担を決め、時間までにちゃんと仕上げた。それによると、ドイツ人の家で略奪にあったのは三十八軒。うち、一軒(福昌飯店)は燃やされてしまった。だがアメリカ人の被害ははるかに甚大だ。全部で百五十八軒にものぼる。
日本語版は「総領事館警察の高玉清親氏」とあるが、英文は "Police Chief Kakadama"
ゆうさん資料集のフィッチ手記を参照のこと
(前略)
ところが、大使館警察署長のタカタマ(訳注 Takatama,Chief of the Embassy polliceとあるが、高玉清親は南京総領事館の巡査《十二月十四日南京着》である)はわれわれを訪問し、外国人の建物全部を保護すると現に約束し、スパーリングと一緒にドイツ人資産を検分に出かけました。(後略)
どうやら高玉氏とは、威張りくさり大言壮語する典型的な警官のようだ。ラーベやフィッチには "Chief(署長)" であるかのように名乗ったのだろう。
  ※満州での領事館警察の体質については、リットン調査団を欺く関東軍が参考になります。

金庫破り
リストの完成を待っていたとき、ボーイの張が息せききってやってきた。日本兵が押し入り、私の書斎をひっくり返して、二万三千ドルほど入っている金庫を開けようとしているという。クレーガーといっしょにかけつけたが、一足違いで逃げられた。金庫は無事だった。どうしても開けられなかったとみえる。
※「なにしろ、中島師団長によれば「中央銀行の紙幣を目がけ到る処の銀行の金庫破り専問のものがある」くらいですから。」→過去コメント

またぞろ塀登り
昼食のとき、兵隊が三人、またぞろ塀をよじ登って入ってきていたので、どやしつけて追い払った。やつらはもう一度塀をよじ登って退散した。おまえらに扉なんかあけてやるものか。クレーガーが、午後の留守番をかってでてくれた。私が本部にもどる直前、またまた日本兵が、塀を乗り越えようとしていた。今度は六人。今回もやはり塀越しにご退場願った。思えば、こういう目にあうのもそろそろ二十回ちかくになる。
聞いても動じるようすもない
午後、高玉氏に断固言い渡した。私はこういううじ虫を二度とわが家に踏みこませない。命がけでドイツの国旗を守ってみせる。それを聞いても高玉は動じるようすもない。肩をすくめ、それで一件落着だ。「申し訳ないが、憲兵の数が足りないので、兵隊の乱暴を抑えることができないんですよ」
火の粉が北へ舞っている
昨日も同じところで火事があった
六時。家へむかって車を走らせていると、中山路の橋の手前が炎に包まれていた。ありがたいことに、風向きはわが家と逆方向だった。火の粉が北へ舞っている。同じころ、上海商業儲蓄銀行の裏からも火の手があがっていた。これが組織的な放火だということぐらい、とっくにわかっている。しかも橋の手前にある四軒はすでに安全区のなかにあるのだ。

わが家の難民たちは、雨の中、庭でひしめきあい、おそろしぺも美しく燃えさかる炎を息をのんで見つめていた。もしここに火の手がまわったら、この人たちはどこにも行き場がないのだ。かれらにとっての最後の希望、それは私だけなのだ。
明日はクリスマスイブ
張は、小さな石油ランプを四つ、モミの小枝で飾り付けた。目下のところ、照明といえばロウソクの残りのほかはこれしかない。それから赤いアドヴェントシュテルン(クリスマスに使う星形のロウソク立て)を出してきて、ロウソクに赤い絹のリボンを結びつけた。そうだ、明日は十二月二十四日、クリスマスだ。しかも娘のグレーテルの誕生日ではないか。
Adventstern 
クリスマスだからといって、友人の靴屋が古いブーツの底を張り替えてくれた。そのうえ、革の双眼鏡カバーまで作ってくれたのだ。お礼に十ドル渡した。ところが靴屋は黙って押し戻した。張がいった。「そりゃ、受け取れませんよ」私に深い恩があるから、というのだ!
靴屋の「恩」とは⇒10月17日、11月22日、11月25日の日記を参照のこと
今目、シンバーグが棲霞山から持ってきてくれた手紙には(彼は、江南セメントエ場〜南京間をふつう一時間半で往復する)、棲霞山の一万七千人の難民が日本当局にあてた請願書が添えてあった。あちらでもやはり日本兵が乱暴のかぎりを尽くしているのだ。

[ヴォートリンの日記][戦況と民衆][所行無情] クリスマスミサは中止か?

一二月二三日 木曜日
 クリスマスまであと二日。例年のこの時期のキャンパスとは大違いだ。例年なら、クリスマスの準備や期待や喜びで何から何まで忙しい。ことしは恐怖と悲しみばかりで、次の瞬間には何が起こるかわからない。
警備兵は外を向いてね
 キャンパスは、きのうときょうは比較的に平穏だった。きのうは三つの兵士グループが迷い込んできたが、きょうは一グループだけだった。ここ二日間も夜は平穏だった。警備兵は毎日交替するので、新しい警備隊がくるたびに、王さんとわたしは、彼らが外を警備してくれれば、わたしたちが中を警備するということを、あの手この手で説明している。
「高級軍事視察員」
 午後二時、高級軍事視察員が将校三名を伴って来訪し、難民が生活している建物の視察を要望した。城内が平穏になりしだい、避難民に帰宅を促すつもりであることをくりかえし伝えた。城内の事態はよくなってきているので、避難民たちはすぐに帰宅できると思う、と彼らは言っている。
虎踞関路の虐殺事件
 わたしたちの隣人で、虎踞関路からやってきた孫さんは、現在はキャンパスの東の中庭で生活している。彼女の話では、昨夜、六〇人ないし一〇〇人ほどの男性(ほとんどが若者)が金陵寺南方の小さな谷間へトラックで連れて行かれ、機関銃で射殺されたあと、一軒の家に運び込まれ、火をつけられたそうだ。
虎踞関路とは女子学院の西、安全区と清涼山との間。

火災は掠奪や殺戮の隠蔽か?
 わたしは、夜間に見られる多くの火災は、掠奪や殺戮を隠蔽するために起こされたものではないかと、ずっと以前から疑っていた。学院の使い走りの少年も生物学科の使用人の息子も殺されてしまったのではないかと、ますます心配がつのる。
クリスマスミサは中止か?
 わたしたちが不在中に何が起こるかわからないので、全員が一堂に集まってクリスマス礼拝をおこなうのは安全ではないと判断した。メリーとわたしは、そうした集会は疑惑を招くのではないかとも思っている。

 食料はますます乏しくなってきている。ここ何日間も肉は食べていない。いまや街ではどんな品物も買えない。鶏卵や鶏肉さえも、もはや手に入らない。

 今夜は八時三〇分に消燈する。人目につくといけないので、実験学校では蝋燭しか使っていない。

 道路が開通したらすぐにも、フランシス陳、李さん、陳さんを南京から脱出させたいと思っている。というのも、若い人たちはあまり安全でないと思うからだ。
メリー・トゥワイネンの家が掠奪
 メリー・トゥワイネンの家が徹底的に掠奪された。外国人が家の中にいればともかく、そうでない場合にはほとんどの住宅が掠奪をこうむった。みな忙しいので、家にいることなど不可能だ。

 きょうは雨が降っている。ベランダで寝ている人たちを、ともかく建物の中に押し込まなければならない。これまで数週間も続いた晴天は大いなる恵みだった。
メリー・トゥワイネン:中国籍の米人女性か
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