八重桜(松月)z001さん撮影、クリックすると拡大します。

1937年
秋冬コレクション

検索サイトからいらっしゃった方へ、まず日記Namazu検索(左)をしてください!


"Don't kill, don't be killed"
«前の日記(2006-11-27) 最新 次の日記(2006-11-29)» 編集

2006-11-28

[ラーベの日記][国際委員会] ラーベの家


上が南京のラーベの家。下が「新しい家」。国民政府外交部長張群将軍がドイツ大使館に渡し、それがローゼンの配慮でラーベの「新しい家」となった。後に、国際安全区委員会の本部となる。写真の手前に写る中国人は、食糧の配給か貧しい人の為の小銭の配給を待っている。

[ラーベの日記][国際委員会][戦況と民衆] 蒋介石の考え

国民政府首領の考え。ラーベは住民軽視だと批判するが、私としては沖縄戦における32軍のやり方や、終戦時の関東軍の行動とを比較してみたい。
十一月二十八日
昨日、蒋介石と話し合った結果についてのローゼンの報告。

「防衛は、この町の外側だけか、それとも内側でも戦うのか」という質問に対して、「われわれは両方の場合にそなえている」という答えが返ってきた。

次に、「もしも最悪の事態になった場合、だれが秩序を守るのか、つまりだれが行政官として残り、警察力を行使して暴徒が不法行為を行わないようにするのか」という質問に対する蒋介石もしくは唐の返事は「そのときは日本人がすればよい」というものだった。

言いかえれば、役人はだれひとりここには残らないということだ。何十万もの国民のために、だれも身をささげないとは・・・・・・。さすが、賢明なお考えだ!
不安は高まるが、日本側からの返事待ち。
神よ、ヒトラー総統さえ力をお貸しくだされば!本格的な攻撃が始まったら、どんなに悲惨なことになるだろうか。想像もつかない。

ローゼンからこんなことも聞いた。総統に電報をうったドイツ人はいったいだれだと、トラウトマン大使が問い合わせてきたという。大使はもうローゼンからの手紙を受け取った。今日の午後、ラジオでは、安全区に関して何もいってなかった。

十五時。スマイスの家で行われる会議のため、シュペアリングが迎えにきた。

この会議で、フィッチを正式に役員に、抗立武を中国側の顧問に任命することになっていた。日本から返事をもらうまでは、これ以上動けないということで意見が一致した。

ミルズがいった。客観的にみて、南京の防衛など馬鹿げている。それより穏やかに明渡した方がよいのではないか。できるだけ早いうちに中国の最高権力者である蒋介石と唐将軍にそのことを伝えるべきではなかろうか。だが抗立武の意見はちがう。今はその時期ではないというのだ。結局日本政府から承認されるまで待とうということになった。
十六時半に散会。あまり成果はなかった。なにもかも中途半端だからだ。十八時にイギリス文化会館で会議。郵便局長の李奇氏は、郵便局が正式に閉鎖されることになったと伝えた。けれどもポストの郵便物は時々回収されるので、手紙を投函することはできるという。リッチー氏は少し興奮しているようだった。彼の部下は大勢いてこれまでよく働いてきたが、そっくりいなくなってしまうのだ。
李奇氏=リッチー氏。同じ人。
  人々の話では、日本軍は蕪湖より六十キロ離れたところにきていて、三日後にはこちらに着くという。だがそれはおかしい。そんなことは不可能だと思う。

会議で、中国語で印刷された大きな紙をもらった。中国兵に襲われないよう、ドアに貼れというのだ。今日、ドイツ人顧問の家が兵士に押し入られたそうだ。もっともこれはすぐに解決した。
「もっとも」は英文には無い。 「今日、ドイツ人顧問の家が兵士に押し入られたそうだがそれがすぐに、(張り紙対策で)解決した。」というjoke。
  寧海路五号の新居に、今日、表札とドイツ国旗を取り付けてもらった。ここは表向きだけ住んでいることにするつもりだ。うちの庭ではいま、三番目の防空壕作りが急ピッチで進んでいる。

二番目のほうは、あきらめざるをえなくなった。水浸しになってしまったからだ。警察庁長王固盤は、南京には中国人がまだ二十万人住んでいるとくりかえした。ここにとどまるかねと尋ねると、予想通りの答えが返ってきた。「できるだけ長く」

つまり、ずらかるということだな!
ずらかる?="Which means, he'll decamp!"
「寧海路五号の新居」=ローゼンが世話してくれた外交部長張群将軍の家。やがて安全区国際委員会の本部となる。
[]

Namazu検索の方法
記事の権利と責任はすべて下記にあります。クレームなどは直接メールでどうぞ。
Copyright © 2003-2004 late-mhk[hamasa7491@hotmail.com]. All rights reserved.
2006年
11月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30


目次




Search

     



訂正・追記
中国地名・都市間距離
安全区の地図
ラーベの家と周辺
南京市街図1937・9・1(大阪毎日)
南京附近1937・12・1
現南京MAPBAR
現南京城内街路
現南京地図
ゆがめられたラーべの人物像
ラーベ『南京の真実』の誤訳



アンテナ
WEBアンテナ
tDiaryアンテナ


リンク
ja2047_memorial
15年戦争資料 @wiki
「南京事件」143枚の写真&読める判決「百人斬り」
日中戦争スタディーズ
ホドロフスキの記録帳
*なんでも質問箱
Apes! Not Monkeys!
クッキーと紅茶と
思考錯誤
南京事件小さな資料集
ザ★20世紀1937年
南京事件FAQ
tDiary.Net
落書き part-4


今月のタイトル